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歯周病についてパート①

こんにちは

理事の康宏です。
急に暖かくを通り越して暑くなってきましたね。

さて、今回からは…歯周病の話をします。

歯周病といってピンとこない方は歯槽膿漏といえば分かりやすいでしょうか。

歯周病の原因は様々ありますが、

Ⅰ.細菌
Ⅱ.真菌(カビ)
Ⅲ.噛み合わせ
Ⅳ.糖尿病

etc.
が代表的な原因といっていいでしょう。

今日はⅠ.細菌についてお話します。

口の中には百数十~数百種類、数にして数兆~個の細菌がいるといわれていますが、腸内細菌と違い口の中の細菌についてはまだまだ解明されていないことばかりの分野ですが、悪さをする細菌については比較的昔から研究されています。

代表的な歯周病原菌は
① P.g菌
② T.f菌
③ T.d菌
④ A.a菌
⑤ F.n菌
⑥ P.i菌

特に、①~③はレッドコンプレックスといわれ多く存在すれば歯周病のリスクが高いと判定されます。
④は若年性歯周炎の原因菌で10~20代の方でも重症化し、かつ難治性の歯周病原菌です。
①,⑤は強い口臭の原因にもなります。
⑥は妊娠性歯周炎の原因となります。これは妊娠によるホルモンバランスの崩れにより起こる歯周病です。これはホルモンバランスが安定すると炎症は治まることが多いですが、そのまま慢性化する場合もあり、低体重児出産のリスクが高くなります。

そもそも、人はもともと胎児の時の口の中は無菌状態ですが、 産後1週くらいでレンサ球菌が定着し始めます。離乳時期になると様々な菌が定着し、ほぼ菌叢が固定されます。その後は、食生活や生活習慣などにより変化してきます。

口の中の菌は定着するとバラバラで存在する訳ではなく、単種で塊となりだんだん色いな菌が集まり多種の菌塊となり歯や歯茎、入れ歯に固着します。これをバイオフィルムといい、ここまで成熟すると歯ブラシやマウスリンスでは除去できません。
どうやって除去するかというと…歯医者で機械的に掃除するしかないというのが現状です。

理想は、妊娠する前や重度歯周病の方は、菌数を減らし徹底した歯周病治療をすることをお勧めします。

そのために当院では、菌叢、菌数を調べるための細菌検査後、検査結果に合わせた歯周病治療を行っておりますので、いつでもご相談ください。

歯周病についてパート②

こんにちは

 

理事の康宏です晴れ

 

もう季節は夏のように暑いですね~

もともと暑がりなんですが、毎年困るのは、、、

スタッフとの診療室の温度設定バトル爆弾爆弾爆弾

 

やはり女子は冷え性が多いのでしょうか?

気がつけば温度があげられてると、、、ドクロ

いや、きっと私が汗かき過ぎなんでしょうダウン

 

さて、前回から始まりました歯周病のお話し。

パート①では細菌のお話をしましたが

今回は真菌(カビ)のお話しです。

 

お口の中にいる真菌はカンジダ菌といいます。

 

カンジダ菌は全身に様々な症状(カンジダ症)を起こすことが知られています。

まず、お口関連から。

1. 難治性の歯周病

2. 口内炎、口角炎

3. 舌のただれ、口の中のただれ

全身的には

1. 倦怠感

2. アトピー性皮膚炎の増悪

3. アレルギーの増悪

4. 下痢や便秘

5. 過敏性大腸炎

6. 蓄膿、慢性鼻炎

7. 睡眠障害

8. うつ様症状

9. 生理不順

10. 甘い物が異常に欲しい

など、、、、

 

カンジダ菌がいるからといって必ずカンジダ症がおこるとは限りません。

カンジダ症の原因とされているのは

1. 抗菌剤(多量もしくは長期間)の服用

2. 口呼吸

3. アルコール類・カフェインの多飲

4. 非ステロイド系抗炎症薬(イブプロフェン、インドメタシンなど)、胃薬の常用

5. 精製糖、炭水化物、動物性たんぱく質の過剰摂取

6. 清涼飲料水の多飲(代替甘味料)

7. 重金属の蓄積(アマルガムが口の中にある)

8. ミネラル不足

など、、、、

 

歯医者で関係するのは、1と2ですね。

 

1の抗菌剤について説明しますと、

口のなかの細菌叢(細菌のバランス)が抗菌剤によって急激に崩れたり

耐性菌によってバランスが崩れたりすることで

カンジダ菌が急激に増殖してしまうことがあるためです。

 

2は、口呼吸というより口の乾燥といった方がいいかもしれません。

口呼吸や加齢による唾液の減少で

口の中が乾燥し、自浄作用や免疫力が低下します。

結果、カンジダ菌が増殖するということです。

口の中のカンジダ菌は拡がれば容易に鼻へ感染していきますので

鼻炎や蓄膿の原因になるわけです。

 

また、上皮をつき破って菌糸を増殖させていきますので

こうなると除菌は非常に困難になってきます。

全身にも拡がりますので、なかなか侮れない菌なのですメラメラ

 

当院では、全身的にカンジダ菌がいるのかも便検査で調べることができます。

気になる方は、お問い合わせください!?